【うさぎの姿勢】うさぎを仰向けにするのはうさぎにとって負担なので注意!
うさぎの仰向け姿勢がときどきSNSに出回ります。
とても可愛いのですが、この姿勢には注意が必要です。
自然界でのうさぎは仰向けは体に負担になります
うさぎがリラックスするときはゴロンをして横たわり、お腹を見せますが、仰向けのように完全に上を見る姿勢で寝ることはありません。
自然にはしない(できない)姿勢なのですが、なぜかというとうさぎの骨格に原因があります。
うさぎの背骨はカーブを描いています。
これは猫さんなどにも共通することらしいのですが、仰向けになると、そのカーブが圧迫され、内臓にも負担になるのです。
負担になるために、仰向けにすると大人しくなってしまいます。
大人しく上を向いて寝ている姿勢は可愛いのですが、負担になるために注意が必要なのです。
うさぎの仰向け画像がよく可愛いって回ってきたりするけど、うさぎの仰向けは「良くない」です。 うさぎの背骨はカーブを描いており、仰向けにして無理に伸ばすと背骨に負担をかけ、また内蔵が圧迫されます。
うさぎは骨も折れやすいので注意です pic.twitter.com/gxNzEtGTrm— 杏耶@あや (@ayatanponpon) July 13, 2014
うさぎにとって負担になる姿勢なので、緊急かつ必要なときのみ
・・・ということでとってもかわいい仰向けの姿勢なのですが、必要だったり緊急だったりするときに、短時間のみにしないといけません。
飼い主さんやブリーダーさん達には「うさぎに負担」であるという共通認識はあるのですが「絶対ダメ」という意見もあれば、「必要なときはやむを得ない」という意見もあります。
私の考えは、なるべくしないようにはしても、診察や爪切り時に通常の姿勢ですと、うさぎが嫌がって暴れることもよくあります。
通常の姿勢で長時間ストレスにさらすなら、「短時間だけ仰向け姿勢にして必要なチェックを済ませる」・・という方がいいのかな?と思っています。
いずれにしろ、「可愛いから」ということだけで仰向けにするのはNGなので、注意しましょう。