アルファルファ?マメ科とイネ科?よくわかっていないうさぎの飼料牧草について
飼料牧草の種類を整理してみました
うさぎの飼料としての牧草って、よく見ると色んな種類がありますよね。
以前、チモシーの「一番刈り」「二番刈り」「三番刈り」についてはまとめたことがありますが、お店やイベントに行くと、色んな種類が売られていて、何が違うのか?がよくわからないままでした。
飼料としての草には「イネ科」と「マメ科」の草があるということで、調べてまとめました。
イネ科 チモシー等
低タンパクで高繊維のイネ科の牧草は、成長したウサギの日頃のエサとして最適です。
イネ科は尖った葉が特徴。馴染みにあるところでは、オオムギなども同じイネ科に属します。
成長するにつれ水分量が減り、タンパク質も減少、繊維質が増えるのが特徴。(この傾向はマメ科にもありますが、イネ科のほうが顕著だそうです。)
- イネ科:チモシー、オオムギ等の麦系、オーツヘイなど
- 繊維質が多く、低タンパク、低カルシウムのヘルシー食である
- 大人うさぎや老齢期のウサギにおすすめ
- 好き嫌いが出やすいので、最適なものを選ぶ
イネ科牧草(チモシー)の一番刈り、二番刈り、三番刈りの違いについては以前ブログに載せました。
成長期にはマメ科を勧める意見もあるようですが、我が家ではうさぎ専門店さんのお勧めで、小さいときから一番刈りを主食にしています。「繊維質が多い」のはウサギのおなかにとって重要で、この場合、成長期の栄養分はペレットで補います。
特に繊維質の多い「一番刈り」には早目になれさせる、というのが方針のようです。
今のところ、飛びついて良く食べるというより、気付いたときにおつまみ程度に「かじっている」という印象ではありますが・・・でもそれなりに頑張って食べてくれています。
マメ科 アルファルファ等
アルファルファ・・・とよく耳にしていたのですが、チモシーの種類かと思っていました。検索して葉の画像を見ると、全く違うものだとわかりますが、「マメ科」の植物のことでした。丸い葉が特徴です。
- マメ科:アルファルファやクローバー、ツルマメ、クズなど
- 高タンパク質、高カルシウム、低繊維質の栄養食
- 成長期や妊娠・授乳期のウサギにおすすめ
- 嗜好性が高く、兎が好みやすい
イネ科よりもタンパク質が多く、繊維質が少なく、栄養価が高い牧草です。
また大人のうさぎにはタンパク質が多すぎ、カルシウムの過剰摂取となるおそれがあることから、与えすぎるべきでないとされています。
また、イネ科の牧草よりも嗜好性が高いので、「おやつ」的な与え方をすることもできます。
まとめ
- 市販されている牧草は、大きく分けてイネ科とマメ科の2種類
- マメ科の牧草はイネ科と比べてウサギの嗜好性に特徴があるということ(食べやすい)
- 繊維質少なめ、高タンパク高カルシウムなので、成長期には栄養食となること
- 逆に成熟期には繊維質多め、低たんぱく低カルシウムのイネ科がよいこと
我が家では小さいころから「一番刈り」を基本にしており、それは今後も変更する予定はありません。ですが、性質を理解したうえで、今後食べづらそうであれば少しずついろいろ試してみようと思います。