【クリッカートレーニング】ペットにも「良いストレス」が必要である!!

先日のうさフェスの中で「クリッカートレーニング」の講座を受けました。
そこで、先生がお話ししていた中で「ペットに”良いストレス”を与えてあげましょう」というお話が印象に残りました。
ペットとストレスの関係
自然界では敵から身を隠し、穴に潜って生活しているうさぎ。
それに比べ、ペットとして人間に飼われているうさぎは、何にもしなくても食事が出てくるし、快適な気温も保たれて、安全なエリアで過ごしています。
自然界で生きているうさぎと、比べたら生きていくための苦労やストレスがありません。
はたして、全く「ストレスが無い」ということはいいことなのでしょうか?
動物はストレスが無くなると、自らストレスを作る
そもそも自然界で暮らす動物は、安全に生きていくための知恵を絞って、考え学び行動しています。身の危険を感じたり、不快な状況であることが、動物を賢く進化させるとも言えます。このような緊張感(ストレス)があることは全く悪いわけではないそうです。
ああ、確かに人間にも「良いストレス」が必要だという本があったっけ。ストレスは「新しい挑戦への準備」だ、という…
実はストレスが無いとき、動物は自らにストレスを作ります。
うさぎによくある行動で言えば、自らの毛をむしりとってしまうことなど。
また、動物園の動物で言えば、同じ行動を繰り返したりすることがよく見られます。これは常同行動と言われていますが、檻の中をぐるぐると行ったり来たりする行動や、首を振り続けたりする行動などのそうです。
ストレスが全くないと思われる状況が、実はストレスになりうる・・・
これは目から鱗でした。
確かに、自然な状況に従えないでいるならば、人間でもおかしくなりそうですよね。
「良いストレス」で脳や心身を活性化
ペットにとっての「良いストレス」とは何でしょうか?
楽しいことを探したり、おやつをもらうために頭を使ってもらう・・・これらが脳の活性化につながり、心身が健康になります。先生のこの言葉、とても説得力がありました。
うさぎに限らずですが、特に「食事を得るために頭を使う」ということは生きていくための自然な行動ですよね。その意味で、あくまでもうさぎのペースや意思にまかせて「クリッカートレーニング」を取り入れるのは良いことだと感じました^ ^
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我が家ではこれを準備しました。